深まる秋、静寂につつまれながら、ため息がでるほど美しい紅葉に心奪われる…そんな時間が過ごしたくなったら、古都・太宰府の「紅葉の散歩道」を歩いてみましょう。秋のこもれ日の中で、非日常なちょっといい時間がもてそうです。

太宰府観光協会 http://www.dazaifu.org/
「光明禅寺」の日本庭園。いいですね!(Yさん/20代・太宰府市)
縁結びの神社の「竃門神社」。秋になるころ、恋人とまたお参りします。(Aさん/20代・福岡市南区)
光明禅寺を初めて訪れた時、その美しい庭と静寂、座敷を吹き抜ける風の心地よさに感動しました。紅葉が美しい季節に一人で来て、ぼんやりしていたい…自分を取り戻せる場所ですね。(Sさん/50代・福岡市西区)
太宰府駅から光明禅寺、九州国立博物館へと続く「国博通り」は、古都の佇まいが感じられて大好きです。柿の木を見上げると、青い空が広がり、光明禅寺の釣鐘もとてもいい雰囲気。絵になる場所ですね。(Nさん/40代・福岡市早良区)
太宰府天満宮からちょっと山に登ったところにある、恋愛の神様で知られる「竃門神社」。夜は、なにげに夜景がきれいです。
(Mさん/20代・大野城市)
 
茶屋への道
 九州国立博物館で国宝級の展示品に感動した後、そんな余韻を楽しむのにぴったりな場所は、太宰府天満宮の境内にある茶店です。紅葉の季節は、戸外の緋毛せんに腰掛けて、頭の上を這うように覆う赤や黄色の紅葉を愛でながら、甘い梅ケ枝餅に抹茶を一服。それだけでホッ! 心癒されるのです。

 茶屋にボンヤリ腰掛けていたら、リュックをしょった登山の人たちが奥の方に向かっています。この奥には竃門神社や宝満山へ向かう登山ルートへの通り道があると聞いています。「そうだ、今日はお天気もいいし、このまま竃門神社の紅葉を見に行こう!」。

稲荷神社
 天満宮境内の奥にある「稲荷神社」。その坂を登ったところに突然現れるトンネルに、心ワクワク! ちょうど遊びにきていた幼稚園児もトンネルに興奮! 走り回ってキャッキャとはしゃいでいました。トンネルを抜けると何があるんだろう? そう、トンネルの先には、キラキラ輝く紅葉が待っていました!
 トンネルを抜けたら突き当たりを右に、ひたすらまっすぐ、途中「梅林アスレチックスポーツ公園」を見ながらなだらかな坂道を歩くこと約20分、「竃門神社」に到着しました。

 太宰府政庁の鬼門よけとして建立された竃門神社。宝満山の麓に下宮、中腹に中宮跡、頂上に上宮があります。神武天皇の御生母、玉依姫を祀り、若い女性を中心に縁結びの神さまと親しまれています。また、厄除・方除の神さまとしての信仰も厚い神社です。春の桜、秋の紅葉の美しさでも知られ、鮮やかな紅葉、黄金色のイチョウ…竃門神社の秋の美しさは格別。宝満山に向かう登山者たちも、しばし足を止めて見とれています。
太宰府市内山883 
TEL:092-922-4106
太宰府市内山708
TEL:092-928-2729 
開館時間/11:00〜16:00 休館日/水・木曜日
http://loghouse.mydns.jp/
 竃門神社のすぐ左横にある、山の愛好家によって自主運営されている全国でも数少ない山岳図書館。山好き、本好き仲間が集まって開館。木の香がするログハウスには、山、登山、自然科学、歴史、風土などさまざまな山に関する本を蔵書。始めは、一人の女性が50年かけて集めた2000冊の山の本から出発し、その後、多くの人から寄贈され現在4000冊に。開館時間に行けば、会員でなくても山の本を楽しむことができます。大晦日に、宝満山で初日の出を拝む人のための豚汁の大鍋作りも会員さんの年中行事。
 帰りは、竃門神社前のバス停から太宰府市のコミュニティバス「まほろば号」に乗ってみることにしました。太宰府市内を周遊するこのバスは、どこまで乗っても100円均一といううれしい料金。太宰府散策には便利な足となってくれますよ!

 コミュニティバス「まほろば号」を待つ「内山竃門神社前」バス停のベンチで見つけた、「山の駅ほうまん」のかわいい看板。「新鮮な野菜が安い。かわいい手作り品もあります。金・土・日祭営業。雨と私用の時は休みます」と書かれていて、バス停の青空市は、ほのぼのと温かい気持ちにしてくれます。