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ニューカレドニア日記
 この日は、本島から空路30分のイル・デ・ヴァン島へ。可愛い黄色の航空機で向います。イル・デ・ヴァンはタクシーもなく、公共交通もないので、観光するには、ツアーに申し込むか、個人でコーディネーターを頼むか、あるいはレンタカーを借りるかしかありません。ツアーは本島のホテルなどでも申し込みができます。

 私たちはアルファー・インターナショナルの亀井さんというスタッフが案内をしてくれ、イル・デ・ヴァンをぐるりと1周することができました。島の1周は約40キロ。いくつもの美しいビーチの中でも最も美しいと言われるオロ湾には、熱帯魚もくるという天然の海水プール「ピッシンヌ・ナチュレル」があります。透明度の高い青い海でシュノーケリングをすると、砂浜から、20メートルも行かないのに、青や黄色の熱帯魚が群れをなしているのが見えます。海を楽しんだあとは、ホテル・コジューでシャワーを借り、ランチを。イル・デ・ヴァンでしか味わえないという円錐型のエスカルゴと、とれたてのロブスター、それに白ワインをいただきました。
 イル・デ・ヴァンにはほかにも美しいビーチがいっぱい。クト半島を囲む「クト湾」「カヌメラ湾」はまるで小麦粉のようなパウダーサンド。あるくとキュキュと音がする粉のような砂です。
  
 海のほかにもイル・デ・ヴァンには訪ねたい名所が。そのひとつが、18世紀にオルタンス女王が種族間の争いから逃れて隠れ住んでいたという「オルタンス女王の洞窟」。シダやパパイヤが茂る森を入っていくと現れる、15メートルほどの高さの鍾乳洞は、ひんやりとして、悲劇の女王が隠れ住んだ舞台にふさわしい神秘を感じます。

 「ピローグ」と呼ばれる帆かけ舟を作る村として知られる「バオ村」には、教会、郵便局、学校、市役所、病院などがこじんまりと揃っています。スーパーマーケットといわれる店にあるのは、飲み物、せっけん、トイレットペーパーなどの一部の雑貨のみ。魚や野菜はほとんど自給自足だったり、物々交換だったりするので売っていません。もちろん自動販売機も、本屋も、洋服店もない。人間が本当に必要なものは…と考えさせられる島です。

 島を一周して、コジューホテルに戻り、お茶の時間。自然の素材を活かした平屋のホテルのテラスで、海を見て過ごしました。ポリネシアンのリズムが流れ、ゆっくりと陽が沈んでいきます。

 空港に戻ったのは、18時。陽がすっかり落ちてしまいました。イル・デ・ヴァンの空港は、まるで山小屋のような外観。自然素材を活かした美しい空港です。オレンジ色の明かりが灯り、暖かい空気が流れています。小さな飛行機に乗ってまた本島へ。
 夕食は、ニューカレドニアの名物「天使のエビ」のお刺身を食べに、日本料理の「みかど」へ行きました。和食が恋しくなったわけではありませんが、コーディネーターさんたちがよく利用しているというのを聞いていってみたくなりました。感じのいい日本人のご夫婦が経営しており、30年になるそうです。天使のエビは、ブラックタイガーのようなエビで、甘く、弾力があっておいしい。もちろん天丼、かつ丼、まぐろ丼などの日本食はどれもおいしくいただきました。

 こちらでは、ほとんどの食品が高いのですが、フランスパンとお米は安いと言います。スーパーマーケットでは、結構大きなバケットが80フラン(120円くらい)で売っていました。
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