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海と山の自然に囲まれている北九州には、さまざまな特産品があります。
その中の一つの「若松うに」(瓶詰め)は、小ぶりだけど甘みがあり、市民に愛されています。今回は、その魅力を探してきました。 |
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今回取材した脇田漁港は、響灘に面する、北九州では有数の漁場。海底の岩礁帯が発達しているので、良質のウニが採れることで有名です。
ウニの旬は夏。取材当日(7月28日)は、ちょうど白島方面のウニ漁解禁日。
若松でウニ漁ができるのは、「脇田(わいた)漁港」と「岩屋漁港」の漁業協同組合員だけです。
「脇田漁業協同組合」の組合員は、早速ウニ漁へ出かけていました。組合員は約60人。そのうちの半数は、この時期にウニ漁だけを行っているそうです。 |
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船で出かけて、ウエットスーツと水中メガネを装着。日中5時間ほどかけ、満潮時は約2・5mになる深さを何度も素潜り。海中にある大きな岩をゴロリとひっくり返すと、岩の下のすき間にウニが顔を見せます。
「海中では、浮力を使って大きな岩でも簡単に転がせる。ウニがいっぱいいたら、うれしいよ」と、この道45年の組合長の本田義人さん。 |
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漁が終わるとすぐに選別・取り出し作業を開始。この日、組合員の各家庭で、慣れた手つきで粒と内臓を分ける作業をする場面を見ることができました。鮮度が大切だからその日にとったものはすぐ処理。そして、次の日に加工。ウニを採るのも、加工するのもすべて手作業。手間を惜しみません。 |
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「ウニ漁は重労働。海に入りっぱなしだから結構疲れるよ。だけど、毎年この時期になるとウニ漁へ行かなきゃ、と思うんだよね」と本田さん。
瓶詰めに使用されるのは、きれいなオレンジ色のバフンウニ。若松で採れるこのウニはちょっと小ぶりですが甘みは抜群!
ほかにも、すしネタになるアカウニ(アカガゼ)やムラサキウニ(クロガゼ)も採れます。
味付けは「アルコール」と「塩」のみ。1年後くらいに食べるとアルコール独特のにおいがとれ、味に丸みができて“うま味”が増します。
本田さんいわく、「おいしいウニがとれる期間は短いから、ちょっとでも長く食べるには瓶詰めが適していたんでしょう。食べ方は、やっぱり炊き立てのご飯の上が一番!」。
実は、白島方面の解禁に先駆けて、別の場所は6月中旬にすでに解禁。残念ながら昨年に比べると不漁だったので、瓶詰めは品薄気味。
今年は、特に“貴重な”海からの贈り物になりそうです。 |
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1.左からバフンウニ、アカウニ(アカガゼ)、ムラサキウニ(クロガゼ)
2.この日はいっぱいウニが採れました!
3.ウニの中にある粒(卵巣)はわずか5個
4.小さな一粒ですが、甘みはバッチリ! 瓶詰め1本におよそ125個のバフンウニの粒(卵巣)が入っています
5.一家総動員で作業中。ウニ漁は毎年8月中旬のお盆くらいまで続きます
「脇田うに」(1本1800円、80g、予約可)の取り扱いは「脇田漁業協同組合」のみ(若松区大字安屋1742 093・741・0795) |
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