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高橋伸子の家計簿クリニック

Nさんの家計簿(北九州市在住)
夫46歳(会社員)、妻41歳(専業主婦)、長男16歳、長女11歳

質問
 結婚18年目。夫のボーナスは年に2回ありますが、決算賞与のため変動があり、あまりあてにはできません。年100万円は多い方です。

 息子は現在、高校1年生。卒業後は大学進学を希望しています。現在、2人の子どもには、それぞれ満期100万円の学資保険を積み立てているのですが、私立大へ入学することもあり得ますので、進学に対して、どういう心構えが必要なのか気になっています。

 また、5年前に購入した集合住宅に住んでいて、できれば繰り上げ返済をしたいと考えています。住宅ローンの残りは約1000万円ほどあります。子どもたちの進学に伴う出費を考えると、思い切った決断ができません。まだまだ、子どもたちにお金がかかると思われますが、いつ頃、どのくらいを考えておけばいいのでしょうか。

 住宅ローン返済は、やはり子どもの教育費の後で考えるべきでしょうか。時期がどうしても重なる場合、その優先順位の考え方を教えてください。 
家計簿
質問
 月々の黒字が大きいですね。ボーナスが業績連動とのことなので、家や車の税金も、それを貯めたもので払い、ボーナスには手をつけない作戦でいきましょう。

 ただし、冠婚葬祭や衣服、家具家電品の出費など、大きな支出が家計簿に計上されていません。それらをきちんと予算化し、月ぎめ貯蓄の実行をおすすめします。

 ご相談は、貯蓄を教育資金として蓄積するか、住宅ローンの繰り上げ返済に回すか、ですね。どちらがいいかは、今後の収入見通しによります。

 ご主人が役員になる出世コースの途上なら、役員就任時に払われる退職金を教育資金に回せます。そうであれば、住宅ローンの繰り上げ返済を早期に実行するのが賢明。早いほど、金利負担の軽減効果が高いからです。
 しかし、勤務先によっては、中高年はリストラの対象で、50代半ばを待たずに管理職定年になるケースも…。そうしたリスクがあるなら、少なくとも長男の進路が決まるまでは、繰り上げ返済はやめたほうが無難です。
 その場合は、「待った」がきかない教育資金作りを優先し、貯蓄に集中すると安心。貯まったお金を教育資金にするか、繰り上げ返済に使うかは、2年後に判断するのです。

 教育費の準備ですが、N家の学資保険は、受験料や入学時納付金など、普通の大学進学経費がまかなえる水準。下宿通学希望なら、その準備費を貯蓄する必要があります。
 まずは進路や希望に合わせて、教育関係費の必要額を、一時的支出と年間経費に分けて下調べを。年間経費は、高校時の経費との差額を割り出して、給料やボーナス、貯蓄からどうまかなうか、段取りをつけましょう。
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