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基本のがんもどき
 材料…木綿豆腐2丁、山芋20g、ニンジン30g、キクラゲ中2枚、塩小さじ1、砂糖大さじ1、卵1個
 作り方…しっかり水気を切った豆腐をすりばちでよくすり、ニンジンとキクラゲの千切りを加える。手に油をつけ、食べやすい大きさに丸めて真ん中を手のひらを使って自然な感じにへこませる。180度の油で揚げ、表面がきつね色になり浮かび上がってきたらできあがり
 精進料理のがんもどき。その昔、お坊さんが野鳥の「がん」のおだんごのようにおいしいと言ったことからその名がつきました。揚げたてに辛子じょう油を付けて食べるともう最高! 良い素材を選んで丁寧に作れば、よそでは食べられないほどおいしく出来ますよ。

 ポイントは豆腐の水分をしっかり取ること。ざるにあけて十分に水気を切ったら、ふきんで包み、まな板の重しでさらに水気を絞りだします。途中で何度かふきんを絞って包み直しましょう。お豆腐屋さんにお願いするという方法もありますよ。製造販売している豆腐屋さんでないとだめですが。

 水気を切ったお豆腐をすり鉢でよくすり、そのすり鉢の横で山芋をよくすりおろしてまぜます。卵と塩、砂糖で少し甘めの味付けに。基本の具はニンジンときくらげの千切り。これでがんもどきのタネのできあがり。真ん中は火が通りにくいので、ふちより心持ち薄めにまるめてあげると、真ん中と外側が一緒に揚がります。

 揚げる油は180度。気をつけたいのが一度にどっと入れないこと。温度計だのみにせず、自分の目と耳でしっかりと泡の立ち方や寄り方を確かめて油の温度を感じることが大切です。

 お料理とは恐ろしいもので、どんなに心を隠していても作った人の気分が出てしまいます。腹を立てたりいらいらしながら作ったがんもどきは、びっくりするぐらい表面がでこぼこに。そしてそういう料理を食べた人の心までも、そんな心にしてしまうのです。
 だからこそ家庭で作るときは、心を込めておいしくなれ、おいしくなれとよくすってまるめて作りましょう。
がんもどきのタネ
くっつかないよう手に油
めまき豆腐(1)
とりの宝むし(2)
(1)水に戻してやわらかくした塩ワカメをぬれぶきんの上にのりのように伸ばして並べ、がんもどきのタネを敷いてくるくると巻く。ふきんで包み、両端を輪ゴムで留めてセイロで8分ふかす(火は中火より弱め)
(2) 鶏の手羽を観音開きに切って広げ、酒としょう油につけておく。クリやしいたけなどを加えたがんもどきのタネを広げた手羽の中に巻き込み、ぬれぶきんで棒状に包み、両端をしっかり輪ゴムで締める。よく煮立っているセイロに入れ、中火よりやや弱めで20分ふかす