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夏野菜でおしゃれにアレンジ! 舟盛りいなり
基本の薄揚げ煮の材料…薄揚げ(7cm角のもの20枚分)、だし汁1カップ半、赤酒またはみりん大さじ3、酒大さじ3、黒砂糖大さじ4、しょう油大さじ6〜8
※調味料の分量は目安です
作り方…煮立てて油抜きした薄揚げを入れ、落としぶたの代わりにガーゼを水で濡らして固く絞ったものを広げてコトコト煮る。あとは火から下ろして冷ましながら味をしっかり含ませてから冷凍する
 薄切りした豆腐を二度揚げして作る薄揚げ。豆腐はどんな形になっても甘めの味付けが合い、さらに白砂糖より黒砂糖で煮た方がこってりとおいしく出来ますよ。また、一度にたくさん煮たほうがおいしく出来るので、いっぱい作って余った分は一枚ずつラップで包んで冷凍しておくと便利です。

 切ってうどんの具にもいいし、お肉を入れて蒸したり。例えばホウレンソウのお浸しを包んでくるくる巻けば、食べるときに味がジュッと出てきてその変化が楽しいわよ。

 ナスの煮付けもそうだけど、スポンジ状の繊維の食材を調理するときは、口の中にじゅうっと出てくる味を想像しながら、ちょうどいい味付けをすることが大事。そのためにも材料がどういう繊維で出来ているかを知っておくと、料理に幅が出てきますよ。

 料理はアイデア次第で自由自在に広がります。行楽弁当用に簡単で華やかなおいなりさんを、と考えたのが底の部分を上にした「いなりの舟盛り」。甘めに味付けた薄揚げにすし飯を詰め、その上にトマトやキュウリ、エビと酢レンコン、錦糸卵とシイタケなどそこらへんにあるものをのっけるだけ。すし飯の代わりにそうめんつゆで軽く煮たそうめんを入れ、つゆとともに冷凍したものを夏のお客さまに出すのもなかなかすてきですよ。

 夏は食材がいたみやすいから、冷蔵庫の片付けにもなるし、子どもにさせると自由な発想で組み合わせるからおもしろいわよ。味付けはなめておいしければいいの。そうやってだんだんと自分の好きな味が分かって、やがてそれが“わが家の味”になるのです。
たっぷりのだしとしょう油、黒砂糖でゆっくり煮ること
細巻き(1)
しのだ巻き(2)
宝煮(3)
(1)薄揚げを一枚に広げた上にすし飯を敷き、芯にかんぴょうやキュウリの千切りを置き、巻き簀で巻く
(2) 広げた薄揚げにミンチを1cm程度の厚さに敷き、巻き簀で巻く。巻き納めを下にして蒸し器で15分ほどふかす
(3) 薄揚げにひじきやニンジンの千切り、グリーンピースなどを煮たものを詰め、口をつまようじで止めてだしとしょう油、砂糖で煮る